2022年11月7日

【2022トップイーストリーグA第５節結果】横河武蔵野アトラスターズ戦

いつも東京ガスラグビー部を応援いただき、ありがとうございます。
11月5日（土）に東京ガス大森グラウンドにて開催されました、2022トップイーストリーグA第5節ヤクルトレビンズ戦は、31対30（前半28対8、後半3対22）で勝利しました。
次回は、トップイーストリーグ第６節 セコムラガッツ戦（11月20日 日曜日13時キックオフ、セコムラグビーフィールド）になります。
引き続き熱いご声援をお願い致します。

■メンバー

■観戦記
トップイーストリーグA第5節の相手は、横河武蔵野アトラスターズ。(以下、アトラスターズ)
前回の対戦（トップイーストリーグ開幕戦）では、30対10で勝利を収めた。リベンジに燃えている相手に対して、準備したプランを遂行し確実に勝利したい。
トップイースト優勝奪還に向け、負けられない重要な一戦は、最後までもつれる激戦となった。

東京ガスのキックオフで試合がスタートする。
先制点を上げたのはアトラスターズだった。
前半8分、東京ガス陣内22m右側付近のスクラムで東京ガスがペナルティを犯すと、この位置からアトラスターズがペナルティゴールを選択。アトラスターズ10番の衣川選手がゴールを決め、0対3とされた。

しかし、この後は東京ガスが準備したプランを確実に遂行し3連続トライ。試合を優勢に進めていく。
まずは前半10分、敵陣22m付近の連続攻撃から5番トロイ・カレンダーがパスを受けると、複数の相手ディフェンダーのタックルを外す強烈な突破をみせる。相手ディフェンダーを振り切ったカレンダーはそのままインゴールまで独走し、トライした。
トライ後のコンバージョンキックも15番トーマス・ベルが決め、7対3とした。

前半14分にも、連続攻撃から最後は9番の山岡篤樹がトライ。14対3とする。(トライ後のコンバージョンキック成功)
連続攻撃でアトラスターズに圧力をかけ、相手の隙を山岡のスピードで切り裂いた。
前半21分には、敵陣左10m付近のスクラムから、用意したサインプレーでトライする。
8番の鈴木達哉がスクラムからボールを持ち出すと、相手の死角から角度をつけスピード満点に走り込んだ12番タシ・タウラタラタシへとパス。 タシは圧倒的なスピードとパワーで相手ディフェンスラインを突破すると、一対一で相手ディフェンダーを抜き去りトライした。難しい角度のコンバージョンキックも15番ベルが決め、21対3とした。

前半29分にはアトラスターズにトライを許し、21対8(コンバージョンキック不成功)と、スコアを縮められるものの、東京ガスに焦りは見えない。
前半36分には、フォワードの奮闘でまたしてもスコアする。
東京ガスフォワードは、敵陣22m右スクラムでの相手ボールスクラムを猛プッシュすると、ペナルティを獲得。東京ガスはこの位置からタッチキックを選択すると、ラインアウトモールでトライを狙いに行く。
確実にマイボールラインアウトを獲得しモールを形成すると、そのままインゴールまで一直線。最後は4番の上野健志郎がトライし、28対8とした。(コンバージョンキック成功)

終始東京ガスペースで試合を運びながらスコアを重ねることに成功し、非常に良い内容で前半を終了した。
後半も主導権を握りながら試合を進めたい東京ガスであったが、後半はアトラスターズの攻撃的なラグビーに苦しめられた。

後半3分、東京ガス陣内22m右付近からアトラスターズにモールを形成されると、そのまま押し込まれトライ。28対15とされてしまう。(コンバージョンキック成功)
後半11分には、アトラスターズのテンポの良い連続攻撃でトライされ、28対22と追い上げられてしまう。(コンバージョンキック成功)

その後も風下に立つ東京ガスは、アトラスターズのキックに苦しめられ、相手陣地に入ることができず苦しい時間帯が続く。
そして後半18分、東京ガスは自陣でペナルティを犯し、アトラスターズにペナルティゴールを成功され28対25と3点差に追い上げられてしまった。
逆転を許したくない東京ガスであったが、アトラスターズの流れを止められない。
アトラスターズのスピードあふれるアタックや効果的なキックで一気に東京ガス陣内に攻め込まれ、逆転のトライを許してしまった。（28-30）

苦しい状況が続く中、東京ガスは敵陣で粘り強くアタックし、活路を見出す。 連続攻撃から、後半途中出場、17番の橋本一真がボールキャリー。勢いよく相手にヒットすると、アトラスターズがブレイクダウンでペナルティ犯した。後半38分、15番ベルが、ゴールまで35mほどの距離のペナルティゴールを成功させ、東京ガスが31対30と再逆転に成功した。
後半ロスタイム、フォワードがセットプレーでアトラスターズにプレッシャーをかけ続け、相手のチャンスを摘み取り、31対30と逃げ切った。
前半と後半で主導権が大きく変わる難しいゲームとなったこの試合。後半終盤に再逆転し、勝ちきったところに今年のチームの粘り強さがうかがえた。
相手のペースで試合が進む時、いかにゲームコントロールしていくかは、今後の課題として改善していきたいところだ。

関東協会選出のPOM（Player of the Match）には、5番のトロイ・カレンダーが選ばれた。強みのセットプレーやブレイクダウンでプレッシャーをかけ、力強いランニングでトライを取りチームに勢いをもたらした。

チームが選ぶPOMには、7番の粕谷俊輔が選ばれた。FW最年長のベテランながらフル出場。試合終了間際の相手ボールラインアウトを奪い勝利に大きく貢献した。

次の試合は、アウェイでのセコムラガッツ戦(11月20日日曜日13:00キックオフ)となる。
ラガッツとの前節は、一点差での辛勝となった。
次はアウェイでの一戦となり、更なる厳しい戦いが予想される。皆様の熱いご声援をよろしくお願い致します。

■中瀬監督コメント

いつも東京ガスラグビー部へのご声援ありがとうございます。
今日の試合は今シーズン一番厳しい展開でしたが、選手達は最後まで諦めずによく頑張ってくれました。
前半は、チームとして準備してきたゲームプランをほぼ完璧に遂行することができましたが、後半は、アトラスターズの素晴らしい勢いと自分達の簡単なミスと反則で徐々に試合の流れを相手に渡してしまう展開になりました。
ラグビーは80分間トータルで試合を安定させる必要があり、まだまだそこが課題だと感じました。
選手それぞれの持ち場で必要な細かいスキルを更に安定させるよう、努力を続けたいと思います。
このような厳しい展開でも勝利できたことは非常に大きな成長に繋がりましたので、ひたむきに謙虚に、また次の試合に向けて準備していきます。
引き続き、東京ガスラグビー部をよろしくお願い致します。

■主将コメント（No.8 鈴木）

いつも応援頂きありがとうございます。
今週からリーグ後半戦が始まり、チームの目標であるトップイースト優勝奪還に向け、一戦も落とせない戦いが始まりました。
前半は自分達の用意してきたプランを着実に実行し、得点を上げることが出来ましたが、後半は相手のペースで試合をしてしまいました。
苦しい展開ながら、チーム一丸となり、なんとか勝利することが出来ました。 前半最後で得点を取りきれなかったこと、後半のDFの強度、ゲームの運び方など課題も多く出ましたが、勝ってこの課題に向き合える事を喜び、次のセコムラガッツ戦に活かしたいと思います。
次回はアウェーでの試合になりますが、皆様に勝利の報告が出来るよう、練習を積み重ねていきます。
今後とも何卒ご声援のほどよろしくお願い致します。

■選手コメント（LO　トロイ・カレンダー）

The Yokogawa game in the weekend was a game of two halves. Very happy with how Tokyo gas boys came out strong and got too a good lead. Also I need to give credit to the yokogawa team as they came out in the second half and really put the pressure on us.
But in the end proud of the Tokyo gas stay strong and get the win. We will keep looking forward to each game week by week and keep the wins going

アトラスターズ戦、前半と後半のゲームになりました。自分たちが力強い立ち上がりを見せ、良いリードを奪ったことに非常に満足しています。また、アトラスターズは非常に素晴らしいチームでした。彼らは後半に入ってから、私たちにとても強いプレッシャーをかけてきました。
しかし、最終的に東京ガスが粘り強く勝利を収めたことを誇りに思います。これからも一戦一戦を大切にし、勝利を積み重ねていきたいと思います。

■選手コメント（FL　粕谷）

日頃から東京ガスラグビー部へのご支援、ご声援、誠にありがとうございます。
今日の試合は、前半と後半で大きく流れが変わり、改めてラグビーというスポーツの難しさを感じました。
個人的にもミスがあった中で、なんとかチームに貢献しようと必死にプレーをしました。 全員が最後まで諦めずに戦い抜いた結果が今日の勝利であり、次戦に向けての成長に繋がる試合だったと思います。
引き続き、応援のほどよろしくお願い致します。