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2022年10月24日

【2022トップイーストリーグA第4節結果】ヤクルトレビンズ戦

いつも東京ガスラグビー部を応援いただき、ありがとうございます。
10月22日(土)に東京ガス大森グラウンドにて開催されました、2022トップイーストリーグA第4節ヤクルトレビンズ戦は、26対10(前半6対3、後半20対7)で勝利しました。
また、試合後に行われたB戦(40分×1本)は、15-14で勝利しました。
次回は、トップイーストリーグ第5節 横河武蔵野アトラスターズ戦(11月5日土曜日13時キックオフ、東京ガス大森グラウンド)になります。
引き続き熱いご声援をお願い致します。

■メンバー



■観戦記
トップイーストリーグ(Aグループ)第4節の相手は、ディフェンディングチャンピオンのヤクルトレビンズ。(以下、レビンズ)
昨シーズンの公式戦は、3戦全敗。激しくしぶとい、最後まで諦めないレビンズのラグビーに、幾度となく苦しめられてきた。
トップイースト-A最大の強敵との一戦は、今シーズンの東京ガスラグビー部の真価が問われる一戦となった。試合はレビンズのキックオフでスタートする。

試合開始早々、レビンズ8番のヤヌ・ベンターが、迫力のあるキックカウンターで東京ガスのディフェンスラインをブレイクしにかかる。このカウンターアタックに対し、東京ガスはディフェンスの要、6番上原充(北部導管事業部)が一歩も引かない激しいタックルで対抗する。激戦を予感させるようなハードなプレーが開始早々から繰り広げられていく。
厳しい展開の中、東京ガスは10番の宗像仁(神奈川導管事業部)、15番のトーマス・ベル(人事部)の有効なキックを中心に、エリアマネジメントで優位に立つ。
守っては我慢のディフェンスで、レビンズに決定的な場面を作らせない。
東京ガスは敵陣でテンポ良くアタックを継続すると、プレッシャーを受けたレビンズが22m中央付近でペナルティを犯した。
この位置からペナルティゴールを選択した東京ガスは、15番のトーマス・ベル(人事部)がこれを確実に成功させる。前半13分、東京ガスは幸先よく3点を先制した。

しかし、直後のプレーでレビンズに同点に追いつかれてしまう。
キック処理からサポートが手薄になったマイボールラックを、レビンズの激しいブレイクダウンワークで乗り越えられてしまう。このプレーに対し東京ガスはたまらずペナルティを犯してしまった。前半15分、レビンズにペナルティゴールを成功され3対3、同点に追いつかれてしまった。
タフな試合展開の中、東京ガスはFWがスクラムで魅せる。レビンズボールのスクラムに対し、東京ガスがプレッシャーをかけると、レビンズがペナルティを犯した。ゴールポストまで50mほどの距離があるものの、ここは15番のベルの射程圏内。
東京ガスはペナルティゴールを選択すると、これをベルが成功させた。前半20分、東京ガスは6対3と再びリードした。

この後は、東京ガスとレビンズは一進一退の攻防を繰り広げる。東京ガスはチャンスを作るものの、ラインアウトでのミスが続き、後一歩のところで得点に繋げられない。両チーム共にこのままスコアは動かず、東京ガス6対3ヤクルトレビンズで前半を終了した。

後半は東京ガスのキックオフでスタートする。 後半最初にスコアしたのは東京ガスだった。
東京ガスは、9番山岡篤樹(流通事業本部)の相手の隙をつく強気のランで一気にゴール前まで攻め込むと、レビンズがここでペナルティを犯す。
ゴール前のマイボールスクラムを東京ガスは選択すると、フォワードは安定した素晴らしいマイボールスクラムを組んだ。このスクラムから出たボールを受け取ったのは、12番のタシ・タウタラタシ(人事部)。タシは2人のディフェンダーものともせず力強くトライした。(15番ベルのコンバージョンキック成功)後半4分、東京ガスは13対3と差を広げた。 FWの手堅いセットプレーにエースランナーが応えた素晴らしい得点となった。
この素晴らしい得点を良い流れにしたい東京ガスであったが、直後にボールキープのミスからレビンズにターンオーバーを許し、そのままショートサイドをつかれトライを許した。後半6分、13対10(トライ後のコンバージョンキック成功)とまたしても差を縮められ、厳しい戦いを強いられる。

しかし、ここから今年の東京ガスの強みが前面に出てくる。
東京ガスは、レビンズのアタックに対し、分厚い防御で大きな前進を許さない。良いディフェンスかレビンズのラックを乗り越え、レビンズのペナルティを誘った。前半と同じく、ゴールポストまで50mほどの距離のある位置から15番のベルがペナルティゴールを決める。後半12分、3点を刻んだ東京ガスは16対10とした。チームディフェンスでもぎ取った3点となった。

この後も、東京ガスはレビンズにさらにプレッシャーをかけていく。レビンズを突き放したい東京ガスは、大事な時間帯でフォワードが素晴らしい仕事をした。
レビンズスクラムにプレッシャーをかけ続けた東京ガスフォワードが、スクラムで相手のペナルティーをもぎ取った。
ハーフウェーラインと敵陣10mラインの間付近と、これも距離のある位置ではあったものの、15番ベルがまたしてもペナルティーゴールを成功させる。後半21分、19対10とした。フォワードのスクラムでもぎ取った3点であった。
フォワードは、この後の自陣深い位置での大ピンチとなった場面でも、スクラムで相手にプレッシャーをかけペナルティをもぎ取りピンチをチャンスに変えた。 敵陣深ゴール前まで攻め込んだ東京ガスは、レビンズボールスクラムに対してプレッシャーをかけるとこれを押し込みターンオーバー。ナンバーエイトの位置に入った途中出場の20番のトーマス・シルク(人事部)がボール持ち出すと、持ち前の強さで相手ディフェンダーを外してトライ。後半40分、26対10と(15番ベルのコンバージョン成功)ヤクルトにとどめを刺した。肉体的にも精神的にもタフな時間帯、東京ガスのフォワードが意地を見せた。

試合はこのスコアのまま終了し、東京ガス26対10ヤクルトレビンズで東京ガスの勝利となった。去年勝てなかった相手に勝利した東京ガス。リーグ前半戦を1位で折り返すことができた。

この勝利はなんといっても、勝負所で仕事をした東京ガスフォワードのスクラムに尽きるだろう。
チーム選出のPOM(プレーヤーオブザマッチ)には、スクラムの要として攻守に体を張り続けた1番鈴木健也(中央導管事業部)が選ばれた。
関東協会選出のPOM(プレーヤーオブザマッチ)となったのは、10番の宗像仁(神奈川導管事業部)。抜群の精度のキックを操りながらうまくゲームをコントロールした。
また、15番のベルはこの日のすべてのプレスキックを成功させる抜群の安定感を見せた。6本のプレスキックは簡単な位置ではなかったものの、見事にその全てを成功させた。インプレー中のキックも常に長い距離を稼ぎ、チームの大きな武器となった。
10番宗像、15番ベルの2人の好キッカーがチームを前に出したことも、フォワードが大事な局面で仕事が出来た要因であろう。
この日安定しなかったラインアウトを改善させ、悲願のトップイースト-A優勝に向けて残り4試合を勝ち切って欲しい。

■中瀬監督コメント
いつも東京ガスラグビー部へのご声援ありがとうございます。
今日の試合も、いつも通り大事な試合の一つとして準備をしてきました。
選手達は、今日のゲームプランをしっかり理解しながら、自分達の強みとひたむきさを前面に出して闘ってくれました。
途中、流れの悪い時間帯や自分達のミスからピンチを招く場面もありましたが、そこにストレスを溜めることなく、全員がタフにディフェンスし続けたことと、スクラムでプレッシャーをかけ続けたことで、厳しい場面の流れを引き戻すことができました。
これからリーグ後半戦に向けて、課題を着実に修正することと新たな戦術を積み上げていくことで、更にチーム力を上げていきたいと思います。
また、試合後に行われたBチーム同士の試合でも、選手達はA戦に負けないタフさと激しいファイトで素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。
チームは毎試合着実に成長していると確信しています。
今日の結果に決して満足することなく、また次の試合に全力を注げるよう準備を進めたいと思います。
引き続き、東京ガスラグビー部をよろしくお願いいたします。

■主将コメント(No.8 鈴木)



いつも応援頂きありがとうございます。
今週は昨年優勝決定戦で敗れたヤクルトさんが相手でしたが、気負わず自分達の練習してきたことを出し切ろうとチーム全員で準備をしてきました。
良いマインドで試合に入る事が出来、自分達の準備してきた事を全力でヤクルトさんにぶつけることが出来ました。
苦しい時間帯もありましたが、チーム全員の力で勝ち切る事が出来てとても良かったです。 また、B戦も、メンバー全員が力を出し切り勝利することが出来ました。
リーグ優勝に向けて、チーム全員で競争が出来る、良い環境になってきております。
シーズンも折り返しに入り、次戦のアトラスターズも非常に大事な試合となります。
大森グラウンドでの試合となりますので、是非グランドに足を運んで頂ければ幸いです。
今後とも何卒ご声援のほどよろしくお願いいたします。

■選手コメント(PR 鈴木健也)



いつも東京ガスラグビー部を応援していただきありがとうございます。
本日の試合は、昨年度一度も勝てなかったヤクルトレビンズとの試合でもあり、自分達がどれだけ成長できたかを試す試合でもありました。
試合内容としては、ラインアウトでミスが多く課題は残りましたが、スクラムとエリア取りで優位に立つことができ勝利することができました。
またゴール前ペナルティーで自信を持ってスクラムをFW全員で選択出来たことが個人的にすごく嬉しく思います。
次戦の横河武蔵野アトラスターズも強敵ですが良い準備をしてチャレンジしたいと思います。
今後ともご声援のほどよろしくお願い致します。

■選手コメント(SO 宗像)




グランドに足を運び応援してくださった皆様、関係者並びにヤクルトレビンズの皆様、ありがとうございました。
今日の試合は、昨年優勝しているヤクルトレビンズとの試合ということで非常にタフなゲームになることは予想されていましたが、全員が体を張り続けることで勝利することが出来ました。
特にFWのセットプレーでの圧力があったからこそ流れを掴むことが出来たので、本当に感謝しています。
次戦から後半戦が始まりますが、勝ちにこだわり、ひたむきにチーム全員で成長をして優勝を目指して努力していきたいと思います。
引き続き、東京ガスラグビー部をよろしくお願いいたします。

■選手コメント(HO 峨家)※B戦のプレイヤーオブザマッチに選出



まず初めに、いつも応援していただきありがとうございます。
今日の試合は、Aチームに続いて勝利できたことを嬉しく思います。
メンバー全員がいい準備をして、試合の序盤から得点を重ねることができました。途中、相手ペースになる時間が続きましたが我慢し続けられたことが結果に繋がったかと思います。 勝利は出来ましたがまだまだペナルティが多いなど課題がありますので日々の練習の中で修正していけたらと思います。
個人としても、得意なプレーを伸ばしつつ課題を克服しながらリーグ戦優勝に貢献できればと思います。
引き続きご声援のほどよろしくお願い致します。