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2022年10月3日

【2022トップイーストリーグA第2節結果】セコムラガッツ戦

いつも東京ガスラグビー部を応援いただき、ありがとうございます。
10月1日(土)に東京ガス大森グラウンドにて開催されました、2022トップイーストリーグA第2節セコムラガッツ戦は、21対20(前半16対7、後半5対13)で勝利しました。
次回は、トップイーストリーグ第3節 秋田ノーザンブレッツ戦(10月15日土曜日13時キックオフ、あきぎんスタジアム)になります。
引き続き熱いご声援をお願い致します。

■メンバー



■観戦記
トップイーストリーグ第2節の相手は、春のトーナメントで29対31と悔しい敗北を喫したセコムラガッツ。(以下、ラガッツ)
真面目でひたむきにハードワークするチームに、充実の新戦力が融合した今期のラガッツ。今年度トップイーストリーグAの優勝候補筆頭の存在であり、我々の優勝の為には、絶対に負けられない相手である。

快晴の中、東京ガスのキックオフでスタートした。
前半から、東京ガスは積極的にボールを展開し、アグレッシブに攻撃を仕掛けていく。
東京ガスの精度の高い連続攻撃がラガッツにプレッシャーを与える形となり、ラガッツはペナルティを頻発した。前半6分には、ラガッツの7番の選手が危険なタックルでシンビンとなり、10分間の退場となる。ボールキープしながら敵陣で試合を優位に進めていく東京ガスは、前半13分、22分にそれぞれ15番のトーマス・ベル(人事部)のペナルティゴールで得点を重ね、6対0とした。

前半34分には、東京ガスがトライを決め、得点をさらに積み重ねる。自陣10mライン付近右スクラムの攻撃から、11番の千葉真之亮(神奈川導管事業部)や8番のトーマス・シルク(人事部)のビックゲインでゴール前まで攻め込みチャンスを作ると、ゴール前のマイボールラインアウトから攻撃を継続。最後は9番の山岡篤樹(流通事業本部)が、密集再度を潜り込みながら突破しトライ。トライ後のコンバージョンキックも成功し、13対0とした。
東京ガスは、38分にも15番ベルがゴール正面のペナルティゴールを成功し、16対0と危なげなく点差を広げていった。

強敵ラガッツに対し、前半終了間際の段階で16点差をつける完璧な内容であったものの、流石は強敵ラガッツ。

前半終了間際の43分、東京ガスは隙の見えたラック真上をラガッツのバックスに突かれ、独走トライを許した。コンバージョンゴールも成功し、16対7とされ前半を終了した。 一瞬の隙を突かれた形で、前半最後の最後でスコアされた東京ガス。

後半は、前半と対照的にラガッツが攻勢に出た。
ラガッツのテンポの良い連続攻撃で一気に自陣まで攻め込まれると、ラガッツのアタックのプレッシャーを受け東京ガスは自陣22mライン中央付近でペナルティを犯した。後半7分、この位置からのペナルティゴールをラガッツに成功され、16対10と差を縮められた。1トライ1コンバージョンゴール差圏内の6点差とされ、勝敗の行方がわからなくなった。
流れを変えたい東京ガスであったが、またしてもラガッツのチーム一体となったアタックで自陣深くまで侵入されると、ペナルティを犯してしまう。自陣22mライン中央付近からのペナルティゴールをまたしても決められ、後半15分、16対13とさらに差を詰められてしまった。

ラガッツの勢いは止まらない。
この直後のキックオフから、ラガッツ12番がビックゲインし、サポートについた9番にボールが渡ると、最後は素晴らしいスピードでサポートについた23番にパス。
23番はそのまま走り切ると、インゴール真ん中でトライした。後半17分、新しいラガッツを象徴するようなプレーで、東京ガスは16対20とついに逆転を許してしまった。
前半の終わりからスコアできない東京ガスに対し、前半終了間際から一気に畳みかけスコアを重ねるラガッツ。

試合の流れは後者にある中で、東京ガスは期待の新加入選手の活躍によりその流れを引き戻す。

ラガッツのペナルティにより敵陣ゴール前ラインアウトを獲得した東京ガスは、モールを形成する。モールこそ崩れてしまいそのままトライできないものの、この日途中出場、23番のタウタラタシ・タシ(人事部)が9番山岡からのパスを直接受けると、相手ディフェンダー2人の間を割って力強くトライ。タシらしさの光るトライとなった。コンバージョンゴールは不成功も、後半19分、21対20としすぐに逆転に成功した。
試合はこの後、両チーム意地を見せ得点を狙うも、スコアボートは動かない。
後半23分、新居(北部導管事業部)の危険なタックルでシンビンとなったものの、10分間14人で守り続けた。
後半39分過ぎから東京ガスはラックを形成しながらマイボールをキープ、41分を過ぎたところで、確実にボールを蹴り出しノーサイド。
東京ガス21対20セコムラガッツ。
東京ガスは一点差で薄氷の勝利を収めた。
ラガッツのような強敵相手にも、自分達のアタッキングラグビーでプレッシャーをかけながら試合を優位に運べたことは、これからの戦いに向けて自信となるだろう。

関東ラグビー協会が選ぶPOM(Player of the Match)には、攻守に獅子奮迅の活躍を見せた8番のトーマス・シルク(人事部)が選ばれた。アタックでは何度も相手のディフェンスラインを突破し、ビッグゲインを連発。ディフェンスにおいても苦しい場面で何度もジャッカルを決めた。常にチームに勇気を与えるプレーで、東京ガスの勝利に大きく貢献した。

チームが選ぶPOMには、2番橋本が選ばれた。
セットプレー、特にラインアウトのスローの部分でチームを安定させつつ、フィールドプレーにおいても攻守に存在感を示し、チームの勝利に貢献した。
次回は、アウェイでの秋田ノーザンブレッツ戦(10月15日土曜日 13:00キックオフ)となる。ヤクルト相手に接戦を演じた強敵とアウェイでの一戦となる。
厳しい戦いが予想されるが、東京ガスらしいラグビーで、必ず勝利を掴み取ってほしい。

■中瀬監督コメント
いつも東京ガスラグビー部へのご声援ありがとうございます。
今日は大森グランドでのホームゲーム初戦ということで、選手はもちろんのこと、我々スタッフも充実した気持ちで試合に臨みました。
試合の立ち上がりから選手はアグレッシブに動き回り、自分達の意図する形から何度もチャンスを作り出し、前半は着実に得点を重ねることができました。
しかしながら、試合を通じてラガッツの厳しいプレッシャーを受けたことと、特に後半、自分達のミスや反則からピンチを招き、試合の流れを相手に渡してしまったことが苦戦の原因となりました。
ラグビーは、いかに試合の流れを大切にできるか、その流れを渡さないために日頃練習している基本スキルを全員が忠実に遂行し、チームの規律を保つことができるかということを改めて学ぶことができました。非常に厳しい試合でしたが、この悪い流れの中でも勝ち切れたことはチームとして大きな収穫であることは間違いありません。
今日の経験を活かして、これからも1戦1戦全力で闘い続けながら成長していきたいと思います。 引き続き、東京ガスラグビー部をよろしくお願いいたします。

■鈴木主将コメント
今年初めての秋のホーム戦に多くの方にグランドで応援して頂き本当に力になりました。 ありがとうございます。
本日の試合も、初戦と同じく春のトーナメントで敗れたラガッツが相手でしたが、春から積み上げてきたものを信じて一歩も引かず戦おうとチームで準備を進めてきました。
前半途中までは自分たちのペースで試合を運ぶことが出来ましたが、前半最後にトライを奪われた場面からラガッツの力強いプレーが途切れず、非常に苦しい試合となりました。 一点差ではありますが、チーム一丸となり勝利出来たことは非常に嬉しいです。
次戦の秋田は非常にパワフルなチーム且つアウェイでの試合となります。
2週間準備出来る時間があるので、本日の課題を修正し、さらに良いチームになり、秋田戦に臨みたいと思います。
今後とも何卒ご声援のほどよろしくお願いいたします。
■選手コメント(HO橋本)



まず初めに、東京ガスラグビー部の代表として試合に出場する機会をいただき、感謝しています。
また、暑い中グランドに足を運んで応援していただいた皆様、関係者並びにラガッツの皆様、ありがとうございました。
今日の試合は、前半相手のミスや、ペナルティにより、得点を積み重ね、有利に試合を運ぶことが出来ました。後半はこちらのミスにより相手ペースになる時間もありましたが、最後は選手全員が我慢比べで掴んだ勝利だと思います。
個人的には、課題が見つかるいい機会となりました。特にスクラムは今後、さらに強化してチームの強みと出来るようにしていきたいです。
これからも1試合1試合、全力で戦い、ひたむきに成長し続けていきたいと思います。
引き続き、東京ガスラグビー部をよろしくお願いいたします。

■選手コメント(NO.8トーマス・シルク)





Firstly I would like to thank Tokyo Gas for another opportunity to represent the company.
It was a tough physical game today in extremely hot conditions that tested us physically and mentally. We were able to establish a good lead at half time and then keep competing in the second half to come away with the victory. The forwards were able to set a good platform that let the backs run their plays out wide.
We will recover now and hopefully continue our winning play style next match! I would also like to thank the support staff for their hard work and the supporters for cheering us to victory!
まず初めに、東京ガスの代表として再び機会を与えていただいたことに感謝したいと思います。
今日は非常に暑いコンディションの中、肉体的にも精神的にも試されるタフな試合でした。ハーフタイムまでに良いリードをすることができ、後半も競り合いながら勝利を手にすることができました。フォワードが良い土台を作り、バックスがワイドに外でプレーすることができました。
次の試合では、この勝利のスタイルを継続できるよう、今からリカバリーしていきたいと思います。また、サポートスタッフのハードワークに感謝すると共に、勝利のために私たちを応援してくれたサポーターに感謝します!